ふれあいの森から貝月山


2004年9月4日晴れ  参加者:又三郎・みかん・鈴北

 当初、9/4(土)午後発〜9/5(日)
で八ヶ岳・硫黄岳を予定していたが、台
風18号、秋雨前線北上による降水確
率70%の予報により行き先を変更した。
例会日も雨の関係で1日繰り上げた。
 いつもより1時間遅い午前8:00、八
幡市駅前でみかんさんと待ち合わせ、
8:25宇治東インター近くで鈴北さんを
拾い、目的地へ向かった。国道24号線
の混雑を避け、抜け道をクネクネと走る。
さすが鈴北さんの縄張りらしい。
井手町を抜けると、だんだん山城町の
里山風景が現れてくる。
林道神童子線を上って南山城森林公
園に9時15分過ぎに到着。入園料一人
100円、駐車料500円を払い、山歩き
の準備を始める。何と私と鈴北さん、途
中で弁当を買うのを忘れていた!!
午前中で今日の山歩きは終了す
る予定なので、飲み物だけを自販で買
い、あとはおやつで間に合わせることに
した。
9:30山歩き開始。鳴子川沿いの公園
道を「山頂の道」登山口まで、そぞろ歩
き。
河原では家族連れのキャンパーが
数組。夏が去れば、どこか寂しい初秋
のムード。桜並木は春の花見には良
いだろうな、と思う。今日のテーマ「ト
ランシーバを
利用し、連絡を取り合う」の練習も行
い、安全対策の一歩をさらに踏んだ。
 20分程で登山口に到着。木陰のあ
る雑木林の道が風もあり何故か気持
ちよく、ようやく山に来た気分になって
きた。
蝉が最後の力を振り絞って鳴いてい
る。コナラのどんぐりが落ちている。春
には大きな白い花を咲かせただろうダ
イサンボクの木が実を付けている。
薄い透明の羽根のトンボが飛んでい
る。白、黄、赤、鼠色がかった茶色な
どのキノコが登山道沿い、林内のあち
こちに見える。
あとで図鑑で調べてみたが、傘の上
にイボのあった鼠色がかった茶色の
キノコはテングタケ(毒)、白いキノコ
はシロオニタケ(食不適)、
美しい黄色がかったオレンジはタマゴ
タケ(食)か?他にもカワラタケ(薬用)
に似たキノコもあったが、同定するの
が難しい。この9月〜10月はキノコシ
ーズンで山へ行く楽しみも増えそうだ。
 30分ほど歩くと谷側は手入れのされ
たスギの植林帯、手入れされただけに
下草や照葉樹が豊富で気持ちが良い。
山側は水の通り道なのか、土が湿り植
物の種類が急に豊富になってきた。
花も一気に増えてきた。
ヤブラン、ミズヒキ、ムラサキツユクサ、
ハギ、名前の分からない花々、木の実
も色々で飽きない。と、突然幅広い林
道が目の前に現れた。
興醒めという奴だ林道の削られた山肌
に岩盤が顕になっているところがある。
三上山の地質は風化花崗岩というこだ
が、あの岩盤もそうだったのかな?
どこからともなくヒョウモンチョウが飛ん
で来て花の蜜を吸っている。林道から
再び登山道へ入り、キバナミズヒキとい
う花を発見したりしている内に10:40
頂上到着。
櫓状の展望台に登ると360度の展望、
眼下に山城一帯の田園風景が広がっ
ていた。良い汗もかき、櫓の下のベンチ
で水分補給、おやつを摂っているとご夫
婦の登山者がやって来た。話をきくと、
お二人とも山好きで八ヶ岳・富士見台に
10年間住んでいるとのこと。しかし山の
近くに住んでからは余り山へ行かなくな
った。冬が長く、6月〜10月までが山に
行ける季節だが、気軽に行ける山は少
ない。今、京都に居るが1年中行ける山
が近くにあって羨ましい。と、意外なこと
を聞いてしまった。
 話に花が咲き、1時間ばかり山の話を
して下ることになった。帰りは「長寿の道」
という歩きやすい道を下り、12時半過ぎ
に駐車場到着。
この時間には車、人も増え賑やかになっ
ていた。 腹ペコになっていたので、一
路宇治のファミレスに向かい、腹を満たし
た後は10月からの山の計画など大いに
語り合い、家に着いたのは16時半過ぎ
ていた。雨にもあわず、初秋の長い一日
を楽しむことができた。


                            

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